埴安神 袿姫

はにやすしん けいき


南央美

粗茶/アンノウンX

キャラクター紹介

「埴安神 袿姫(はにやすしん けいき)」は神様です。 しかし、しめ縄を背負ってたり鼓を担いでいたり、雅な神様たちに比べると庶民的な身なりをしていますよ。それもそのはず。手に持ったノミや彫刻刀からもわかる通り、職人系のクリエイティブな神様です。袿姫は自らを造形神(イドラデウス)と名乗り、偶像を作り出す能力を持ちます。なかでも、袿姫が製作を得意とする偶像が埴輪です。 袿姫が作る埴輪は多機能で優秀。自我を持たせることもできるといいます。戦力が必要であれば部下も埴輪で作ってしまいます。そうしてできたのが、自我を持つ埴輪「杖刀偶 磨弓(じょうとうぐう まゆみ)」率いる埴輪兵団です。 ですが、袿姫が作った偶像の真の力は信仰心を集められるということ。そもそも袿姫は動物霊の世界「畜生界」で虐げられる人間霊の願いに応えて降臨しました。 袿姫からすれば、人間霊の願いに応じて保護しただけで動物霊とも共存しようとしていました。しかし当の動物霊から「邪神」と呼ばれ「博麗 霊夢(はくれい れいむ)」たちにはなりゆきで不憫にもボコボコにされてしまいます。けっして悪い神様ではありませんが、「肉のお前を滅して、土と水で美しく造り直してやる! 」というセリフも飛び出します。邪神と呼ばれるのもいたしかたないのかもしれません。

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