二ッ岩 マミゾウ

「二ッ岩 マミゾウ（ふたついわ まみぞう）」は外の世界からやってきた妖怪狸です。 初登場は『東方神霊廟　～ Ten Desires.』のEXTRA STAGE。「豊聡耳 神子（とよさとみみ の みこ）」の復活に対応しようとした「封獣 ぬえ（ほうじゅう ぬえ）」が、助力を求めて外の世界の佐渡から呼び寄せたのがマミゾウです。海を越えて内陸のどこかにある幻想郷へ、しかも結界を越えて入ってきたので、相当な実力者なのでしょう。化け狸の妖力はしっぽの大きさに比例するそうで、マミゾウの妖力は見た目だけでも相当なものを持っていることが伺えます。 マミゾウの能力は「化けさせる程度の能力」です。これはあるものの見た目を別のものに化けさせる能力で、自分を化けさせることも可能です。しかし元々の力は越えられないので、犬を鳥に化かしても空を飛ぶことはできません。また、自分が化けるときもしっぽを完全に隠すことはできないらしく、しっぽで見分けることが可能です。 『東方神霊廟　～ Ten Desires.』での異変後も、マミゾウは幻想郷に残っています。佐渡ではどうやら、化け狸が人間社会に溶け込んでいるらしいとのこと。薄れた信仰を求めて幻想郷に移転せざるを得なかった守矢神社や、外の世界で存在が幻想扱いされていた神子と比べると、佐渡での化け狸の統率はすごいものだったのだと想像できます。